ChromeOSのバグについて (ver 129)
結論: ChromeOS 129ではログイン画面でアカウント追加できません。
必要な場合はダウングレードを試してください。
環境
ChromeOS Version 129.0.6668.99 (Official Build) (64-bit)
ボードは ampton (octopus系統)
デバイスは日本語で出荷されましたが、英語の画面で使用しています。
他の端末及び、組織で管理されたネットワークでは試していません。
10/16追記: 組織管理のWi-Fiでは発生しなかったことを確認。
10/21追記: ver 129.0.6668.110 にて組織Wi-Fiでも問題が発生
経緯
残念な教育委員会の所為で学校では強制的にChromebookを使わされます。
その場合、検閲及び通信の秘密の侵害が公然と行われますが、以前紹介した方法 によって少し緩和して使用していました。
そこで使っていた端末にバッテリーを充電できない (使い始めて1年も経っていませんよ!?)問題が発生したため、学校から貸与された代替機を使用していました。
その端末でも同じようにしていたのですが、ここで大きなミス「学校のアカウントを追加していなかった」。
普通の利用ならそれでも問題ないのですが、ChromebookにはGoogle Formsの「ロックモード」(テスト機能)があります。
ロックモードは組織で管理されたアカウントでChromebookにログインしているときでないと使えません。
ある教科の小テストがそのように行われるので学校のアカウントを追加しないといけなかったのです。
ということで学校のアカウントの追加を試みました。
そしてバグを発見しました…。
バグの再現方法
- Chromebookを起動する、またはログアウトしてログイン画面を表示する
- 左下のメニューから「Add person」(ユーザーを追加) をクリック
- Wi-Fi、USB有線LANアダプタなどを使用してインターネットに接続
- 接続があるにも関わらずインターネットに接続されていないということでリロードされる
- 4に戻る
- インターネット接続がない場合はリロードが発生しませんが、そこから接続すればリロードループが発生します
- 戻れそうなボタンを連打すればログイン画面に戻れます
- ずっと続けるとChromeブラウザのインターネット未接続画面が表示されたはず
回避方法
ver 129を使用する限りおそらく不可能です。 ダウングレードを試してください。
BlogBooksのガイド (ミラー) を参照してダウングレードしてください。
ver 128では正常に動作しました。
注意
この手段でダウングレードするとユーザーデータが削除されます。
愚痴
持ってき忘れた人向けの1day貸出端末で起きたら大変だと思います。
もっと悲惨なのがこのバグ入りバージョンで出荷された端末を買ってしまった人ではないでしょうか。
使おうと思ったらログインすらできない。
ChromeOSのリリース前テストが圧倒的に不足してるんですよね。
前にはIMEのポップアップが正常に表示されないバグが有りましたし、
現在進行系でAndroidサブシステムからの通知は何故か解像度が低く表示されますし(しかもライトモードでも文字色が白)、
Android設定のポップアップ的なやつでフォントが壊れたり(語彙不足)
まあ肥大化と開発リソース不足とテスト不足の弊害の典型例みたいなバグがたくさんあります。
あとは更新するといきなりUIが変わって(特に設定のUIが大幅に変更された)目的の機能が行方不明になりますし、
未だに全体的な方向性が定まっていないと思います。
日本の公立小・中・高等学校の多くでは大量のChromebookが使用されており、
Googleもそういった用途で売り出している面もありますから「まともに使用できる」くらいは目指してもらいたいものです。